J公認発煙筒


3月2日(土)FC東京VS鹿島アントラーズで、今年のJリーグが開幕した。
キックオフ寸前、FC東京のサポーターソング「WE'LL NEVER WALK ALONE」の合唱が終わると、
間髪いれずに、ゴール裏が青赤の煙に包まれた。
昨年の発煙筒事件に続き、「今年もやっちゃった?」かと思われたが、それにしては煙の量が多い。
その様子は、ほとんどセリエAのパルマやローマのよう。ゴール裏は、青赤の煙に完全に包まれていた。
なんとこれは、主催者FC東京の演出だったのだ。
Jリーグの試合では、発煙筒は禁止されている。しかし、それはサポーターのみ。
主催者がこれを使うことを禁じたルールなどない。そこをついたFC東京フロントの頭の柔らかさには、ほんとうに笑わせられる。
俺らサポが、やりたくてもできないことを、チームがやっちゃう。こんなチームが、ほかにあるだろうか?

    
↑マフラー掲げて大合唱          ↑青赤発煙筒炸裂    



さて、ゲームのほうだが、スタジアム全体が、火薬の匂いと、くすぶった煙に包まれ、
異様な雰囲気のままホイッスルはふかれた。
序盤から東京が鹿島に積極的にプレスをかける。
開始7分のマサミツのゴールを筆頭に、前半だけで3得点。
気がつけば昨年の王者を4−2という、圧倒的な差で破った。
当日のスポーツニュースで各局アナや解説者は、口をそろえて「波乱」なんていっていた。
しかし、ビスマルクが退団し、中田を出場停止で欠き、連戦で疲れきっていた鹿島に対して、
準備万端で挑んだ東京が勝つのは、あたりまえのように見えた。
マジックでも、なんでもない。今年の東京は強い。浦和、横浜までは、圧倒的な攻撃力で、勝利をするのではないだろうか?
 2日のゲームを観て、発煙筒に代表されるチームのノリをひしひしと感じた。
「攻撃、東京!」「守るな、東京!」。東京サポからは、こんなコールが飛び出し、今年最初のお祭りは幕を閉じた。

(レポート by 1/青赤軍団=SHUJI41)